学生納付特例を追納しないと、年金は生涯でいくら減るのか

2026-08-04

大学を出た人の多くが、20歳から卒業までの国民年金を「学生納付特例」で猶予しています。保険料を払わなくても未納にならない制度で、利用者は第1号被保険者の58.2%にのぼります。

問題はその後です。特例を使った期間は、追納しない限り年金額に反映されません。 そして追納した人は約8.9%。9割が減ったままになっています。

いくら減るのか

老齢基礎年金の満額は月70,608円(令和8年度)で、40年(480ヶ月)納めて満額です。1ヶ月あたり147円。

20歳から22歳までの24ヶ月を追納しなかった場合:

| | 月額 | 年額 | |---|---|---| | 満額 | 70,608円 | 847,296円 | | 24ヶ月不足 | 67,078円 | 804,936円 | | 差額 | 3,530円 | 42,360円 |

65歳から90歳まで受け取ると、約106万円の差になります。

追納には期限がある

追納できるのは10年以内です。22歳で卒業した人なら32歳まで。それを過ぎると、この方法では取り戻せません。

期限を過ぎた場合でも、60歳から65歳までの任意加入で埋められます。ただし60歳以降も厚生年金に加入して働く場合は任意加入できないため、出口の設計に関わってきます。

自分の記録を確認する

ねんきんネットか、誕生月に届くねんきん定期便で「これまでの年金加入期間」を見てください。国民年金の月数が想定より少なければ、猶予期間が反映されていない可能性があります。


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