計算方法と編集方針
このページでは、シミュレーターが何をどう計算し、どこまでを計算に含めていないかを説明します。
このサイトを作った理由
運営者自身が、交代勤務をいつまで続けるか考えるために作ったシミュレーターです。年金、教育費、介護費を別々に見るのではなく、現在年齢から老後までをつないで確認できるようにしました。
運営者は金融や社会保険の専門資格はありません。結果は一定の前提に基づく目安であり、実際の年金額はねんきんネットや年金事務所、個別の判断は必要に応じて専門家へご確認ください。
入力情報の取り扱い
入力した数値はブラウザ内だけで計算し、サーバーへ送信・保存しません。共有リンクではURLのハッシュ部分に入力値を入れます。ハッシュは通常のHTTPリクエストに含まれませんが、共有した相手には年収や資産が見えるため、送り先には注意してください。
計算の基本構造
金額はすべて万円単位です。現在年齢から想定寿命まで1年ずつ計算し、年金開始、住宅ローン完済、教育費、施設入居、配偶者との死別を、その年に起きる出来事として反映します。途中の出来事を扱うため、単純な一つの式には置き換えていません。
年金の計算
老齢基礎年金は令和8年度の満額月70,608円を480ヶ月で按分します。厚生年金の報酬比例部分は「平均標準報酬額 × 5.481/1000 × 加入月数」で年額を求めます。
平成15年4月以前の加入期間に使う別の乗率、加給年金、マクロ経済スライドによる将来調整、年金にかかる税金は簡略化または対象外です。
かんたん入力の推定
高卒18歳、短大・専門20歳、大卒22歳を就職年齢として置き、現在年齢と年収から加入月数と平均標準報酬額を推定します。大卒の20歳から22歳は学生納付特例を追納していない前提です。実際の記録が分かる場合は、詳しい入力で加入月数と平均標準報酬額を変更できます。
生活費、教育費、介護費、死別
教育費は生活費とは別に、子供の年齢ごとの年額から児童手当を差し引きます。幼稚園から高校までは令和5年度「子供の学習費調査」の訂正版、大学は令和7年度の授業料・入学料などを基にしています。大学生の日常の生活費や下宿費は、世帯の生活費との二重計上を避けるため含めていません。施設入居後は1人あたりの月額と入居一時金を反映します。配偶者との死別後の生活費は、家賃や光熱費が半分にはならない前提で夫婦生活費の0.65倍としています。
利回りと物価
運用利回りから物価上昇を差し引いた実質利回りで計算します。1%、3%、5%は将来を予測する数字ではなく、条件を変えて計画の耐久性を見るための幅です。実際の相場は毎年同じ順番では動かず、取り崩し開始時の下落によって結果が変わります。
なお、GPIFが使う「実質的な運用利回り」は、名目の運用利回りから名目賃金上昇率を差し引く指標で、このシミュレーターのインフレ調整後の実質利回りとは定義が異なります。下記資料は、年金積立金の運用目標に使われる指標と考え方を確認するために掲載しています。
4種類のFIRE
コーストFIREは積立だけを止めて本業を60歳まで続けます。バリスタFIREは社会保険に加入できる短時間勤務、サイドFIREは社会保険に入らない個人事業、完全FIREは労働収入なしとして計算します。FIRE後の労働収入はバリスタとサイドのどちらも69歳まで計上し、70歳からは働かない前提です。
バリスタFIREの給与は、厚生年金、健康保険、雇用保険などで額面の約15%が引かれる概算です。本業を辞めた後の厚生年金は、入力したパート給与に対応する標準報酬月額で年ごとに積み上げます。社保付きで働いている間は国民健康保険を計上せず、扶養条件を満たす60歳未満の配偶者は第3号被保険者として扱います。コーストFIREは60歳で本業を辞めた後に労働収入がないため、60歳以降は国民健康保険を計上します。
サイドFIREの収入は、入力額をそのまま家計に使える簡略モデルです。所得税、住民税、個人事業の必要経費は計算していません。国民年金保険料と国民健康保険は支出側で別に計上します。
計算に含まれないもの
- 将来の制度改正、所得税・住民税などの個別の税額
- 個人事業の必要経費
- 相場が上がる年と下がる年の実際の順番
- 個別の健康状態、介護度、地域ごとの施設費
- 退職金、遺族年金、奨学金、高校授業料支援、大学の下宿費
これらを含まないため、結果は将来を保証する金額ではありません。
資料と更新方針
日本年金機構、厚生労働省、文部科学省、総務省、GPIFの一次資料を優先します。年金額と国民年金保険料は原則として毎年4月に確認します。記事の日付は、数値や説明を実質的に改稿した場合だけ更新します。
記事の作り方とAI利用
記事の構成や文章整理にAIを利用することがあります。運営者自身の経験、計算条件、公的資料の確認、最終的な編集は運営者が行っています。
訂正について
計算や記事の誤りをご指摘いただいた場合は、元資料と計算を確認して訂正します。お問い合わせフォームからお知らせください。